果菜根菜づくりノート
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種まきの準備間引き良間引きのときのよい株の見分け方葉が上方に向かって素直に伸びているもの根もまっすぐに伸びている不良葉が広がって育ちの遅いもの、勢いがよすぎるもの根がまた根や変形している。根が太っていない〈1㎡当たり〉石灰 大さじ3〜5杯過リン酸石灰 大さじ3杯深さ7〜8㎝のまき溝をつくる70㎝種をまく前に肥料をまき、軽く耕しながらよくならす※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。種まき種まきは、3月中旬〜4月が適期。2月中に苦土石灰を1㎡当たり200g施し、深さ70〜80㎝まで土を深く耕しておく必要があります。種まきの1週間前に、粒状肥料を施し、土を耕しながらよく混ぜ込んで、土の表面を平らにします。畝幅70㎝、株間10〜12㎝とって1カ所に6〜7粒の種をまきます。ゴボウの種は発芽しにくいので、あらかじめ1晩水に浸けておくと発芽の揃いがよくなります。さらに、好光性種子なので、覆土は薄くして、たっぷりと水やりしましょう。秋まきは低温に長くあうと「とう立ち」するので、秋まきに適した品種を選ぶことが大切です。水やり・間引き発芽するまでは、乾かさないように水やりします。発芽後は、土が乾いたら十分に水やりしましょう。本葉1〜2枚のころに間引いて、2本立ちにします。間引きが終わったら、軽く土寄せしましょう。本葉3〜4枚のころに1本立ちにし、また土寄せしておきます。さらに本葉5〜6枚のころにも、株元へ土寄せしておきましょう。追肥・収穫肥料切れを起こさせないように、3カ月に1回、粒状肥料を土の上にばらまいて追肥します。収穫適期は、葉が枯れ始める12月ごろですが、10月下旬から掘り始めができ、3月まで収穫可能です。病害虫アブラムシの発生や黒斑病に注意しましょう。ミニゴボウ・根の長さが1m以上になる品種もあるので、耕土が深く、水はけのよい場所を選びましょう。・連作障害を避けるために、以前ゴボウを栽培した場所は、2〜3年休ませる必要があります。・草丈が60〜80㎝になり、栽培期間も長いため、ほ場の中ほどや端で栽培するとよいでしょう。栽培ポイント春まき栽培秋まき栽培作業記録欄月123456789101112収穫期種まき期科 目原産地キク科地中海沿岸、西アジア48

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