果菜根菜づくりノート
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整枝更新剪定切り戻し前〈1株当たり〉完熟堆肥 3握り化成肥料 大さじ2杯なり疲れしてきたら枝を大きく切り戻し、肥料を与えて勢いを回復し、秋ナスどりをねらう株の周囲を鍬くわまたはスコップで深く耕しながら肥料を施す主枝を伸ばす側枝を伸ばす伸ばす取る1番花のすぐ下と、その下にある勢いのよい側枝を伸ばす②側枝①主枝③側枝3本整枝の仕上がり図葉が込み合ってきたら、老葉は摘除して通風をよくし、果実に日が当たらないことのないようにする➡※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。植えつけ適期は、4月下旬〜5月中旬です。6月〜10月中旬まで、長期間収穫する野菜のため、完熟牛ふん堆肥など有機物を多めに施した土に植えつけましょう。2週間前に、苦土石灰を1㎡当たり150gまき、30〜40㎝を目安に深く耕します。1週間前になったら、1㎡当たり完熟牛ふん堆肥を4㎏と粒状肥料をまいて耕します。2条植えの場合は畝幅120㎝をとって畝を立てます。植えつけは、2条植えでは条間70㎝、株間60㎝をあけて千鳥植えにします。長さ60〜70㎝の仮支柱を立てて誘引しておきます。整枝・本支柱立て・追肥おう盛に成長すると枝が混んでくるので、わき芽を摘んで整枝しましょう。主枝と、その下の太い2本のわき芽をのばして枝3本に仕立てる「3本仕立て」が一般的です。枝がのびると、倒れたり折れたりするので、本支柱を立てて誘引しましょう。収穫開始とともに、1週間に1回、薄めた液体肥料を水やり代わりに施します。更新剪定7月下旬頃、枝が混み合って、株の内側まで十分に日が当たらなくなります。そこで、7月下旬〜8月上旬の間に、株全体の半分から1/3の枝を切り詰める更新剪定を行います。その際、株を中心に半径30㎝ほどの円周上にスコップをぐるっと土にさして根を切り、スコップを差し込んだ穴に粒状肥料を追肥しておきます。更新剪定後にのびた枝には、再びよい実がつきます。収穫開花から20〜25日目の未熟果を収穫します。実の長さは、中長品種で10㎝くらいを目安に収穫しましょう。病害虫アブラムシが新芽につきやすく、コナジラミ類、ハダニ類、ハスモンヨトウなど発生します。うどんこ病に注意しましょう。ナス・連作障害が現れやすい野菜です。・ナスの生育は、花の形態がその善し悪しの目安になります。花の雌しべと雄しべの長さが、株の生育状態を表し、雌しべが雄しべの中に埋もれている株は、栄養状態が悪い証拠で、実つきも劣ります。栽培ポイント暖地・中間地高冷地・東北北海道作業記録欄月123456789101112植えつけ期収穫期科 目原産地ナス科インド東部42

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