神石高原9月号
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地域包括支援センターだより15今日の朝ごはん、何だっけ?今日、朝ごはん食べたっけ?地域包括支援センター ☎0847-89-3377◆ 認知症はだれもがなりうる、身近な病気です。 発見のきっかけは「もの忘れ」が多い。◆認知症予防とは、認知症にならないことではなく、 発症を遅らせ、発症しても進行を遅らせること。 認知症の前段階の「認知症ではないが、健常ともいえない」という状態を「軽度認知障害(MCI)」といいます。 MCIの人が、必ず認知症になってしまうわけではありません。医療機関でMCIと診断された人が認知症になるのは1年で1割程度という資料もあります。その他の人は、MCIのレベルに留まる人と、年相応の正常レベルに回復する人もいます。ですから、MCIでの早期発見、症状に合った適切な早期対応が非常に重要となります。◆脳の活性化を図る 高齢化が進む日本において、認知症は非常に身近な病気になりました。 年を取れば誰でも「もの忘れ」などをするようになりますが、認知症は老化ではなく、脳の病気です。もの忘れの症状に、違いがあります。 脳の活性化を図るように心がけ、毎日を明るく元気に過ごしていきましょう。 認知症の予防のためには、「何をするか」ではなく、どう刺激ある日常を送るかが重要です。脳の活性化にはいろいろな方法がありますが、何をするにしても大切なことは、次の4原則を楽しく行うことです。 1 快刺激で笑顔に… …… … … 心地よい刺激や笑うことにより、意欲をもたらす老化現象によるもの忘れ体験したことの一部を忘れる。「(なにか)忘れた」という自覚あり。脳内物質(ドーパミン)が放出される 2 コミュニケーションで安心… 友人や家族などと楽しい時間を持つ 3 役割・日課を持つ…… … … 人の役に立つことを日課に取り入れる 4 ほめる・ほめられる… … … ほめても、ほめられてもドーパミンが放出される認知症認知症によるもの忘れ体験したことのすべてを忘れている。「(なにか)忘れた」という自覚もなくなる。9月は 認知症月間です

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